6月5日アサヒ薬局にて、自閉症・発達障害のお子さまの保護者向けヨガ&茶話会が行われました。
自閉症のお子さまがいらっしゃるお母さんであるなつの実さんが、ご自身が育児に悩まれた時、心を
リラックスして、自分に還るために、ミナさんのヨガとても良かったということから企画してくださったのです。
私自身偶然にも、同じような立場の時に、ミナさんのヨガに心癒された経験があったので、まさかあの素晴らしいミナさんがアサヒ薬局に来て下さるとはと、とても驚き嬉しく思いました。
私の中で、ミナさんは、諦観したストイックな僧侶のようでもあり、野生のチーターのようなしなやかさな美しさを持つ方でもあり、同時に懐の深さを感じる不思議な魅力のある方だったのです。
当日まずは、新店舗で、皆さまのお体の不調をお聞きし、漢方薬や栄養剤を飲んでもらいました。
その後、旧店舗で、ミナスペースのミナさんによるヨガが行われました。
キャンドルの灯りだけになった薄暗い空間に、静かなヒーリングミュージックが流れ、
ゆっくとした呼吸の中で、静かに体を動かしていきます。
時々ミナさんが、そっと体に手をあててくださるのも、不思議に安心した気持ちにさせてくださいます。
ミナさんのヨガは不思議な体験です。同じ場所にいるのに、哲学的な旅というか、とても深いところを流れて旅をしてきたような気持になるのです。ヨガが終わるころには、心も体もじんわりと解放され、参加された方々は、夢の中にいるような表情でした。
ヨガですっかりお腹が減った皆さんになつの実さんからは、シフォンケーキやだごボールなど、与論島のきび砂糖を使ったお菓子が、アサヒ薬局からは、耕房野の風さんの三穀米を使ったおにぎりと塩麹の漬物がふるまわれました。
ICUにいた時、森のイスキアをなさっていた佐藤初女さんの授業を受けたことがあります。
病み、傷んだ人々におにぎりをふるまう老女の、きっぱりと爽やかな姿を思い出しながら、アサヒ薬局もまた、そのような姿勢で人々を受け入れれたらなと思いましたが、現実はでっこぼこなおにぎりです、、。
それでも、みなで輪になって食べ物を食べながらお喋りするのは、何かを分かち合う体験になるのでしょう。
ミナさんの静かな眼差し。なつの実さんの温かな南の海のような包容力。
いつの間にか熱血喋り場のような、真剣トークになり、それはいつまでも、いつまでも尽きません。
涙、涙、涙、涙、涙、、。涙の2時間。
子どもの自閉症を受け入れるまでの葛藤、毎日の工夫、学校での困難、周りの人々の温かい支援と、
また同時の社会の無理解による深い傷。それから、未来のこと、、。子どもへの深い愛情。
お母さんたちの一生懸命な姿に、私も涙が止まりませんでした。
大人になり、母になり、子どもの前で泣けない母親は、いつの間にかは泣く場所を持ちません。
私も、障害のある家族を抱え、どこに向かって泣けばいいかわからなくて、海に向かって泣いたことを思い出しました。
いつも一生懸命頑張っている母親たちが泣く場所も必要です。
ミナさんもなつの実さんも「泣いてよし!」の姿勢で懐深く見守ってくださったことに感謝です。
泣いた後は、笑っちゃうエピソードなどでケラケラ笑って、最後は、また来るねまた来るねと
笑顔で帰って行かれたお母さんたち、今日もまたたくましく過ごしてるのかな。
私が一番印象に残っていること。とても大切だなと感じたこと。
それは、どのお母さんも、ぎゅーっと子どもを抱きしめてあげているということでした。
では、また平日や日曜に行ってゆきますので、賑やかに繋がって、進んでゆきましょう。
追加エピソード(^^♪
冷えなど、個別にお悩みに合わせて飲んでもらった漢方薬が効いた!と後日お母さま方からご報告をもらったのも嬉しかったです。