ぽかぽか春のはーとあーと展

今年ほど春が待ち遠しい冬はなかったではないでしょうか

 

大変な冬だからこそ、みる方々を少しでも温かな気持ちにすることができたら、

 

そんなお母さま方の想いからアサヒ薬局では、

はーとあーと原画展を行います。

 

 

平日9時から19時

 

土曜日9時から16時まで

日祝日休み

です。

 

ぜひ、彼らの温かな絵に触れてください。

 

毎年アサヒ薬局でははーとあーと倶楽部の展覧会を行っています。

はーとあーと倶楽部は金立特別支援学校の生徒とお母さまたちが卒業後も

こどもたちの居場所を作ろうと立ち上げられたアート倶楽部です。

 

車いすの子たち、自閉スペクトラムやダウン症、

そのほかの様々な障害のある子どもたちが、

スタンプや様々な道具を使って

わくわくと創作しています。

 

今年は、コロナで人が集まることがなかなかできず、

はーとあーとのメンバーも多くの時期一人、一人で制作を行っていました。

 

遠く離れていても

互いに労り、励ましあい、笑いながら、はーとあーとの灯を消さなかったこと

そのことに深い安堵と敬意を感じます。

人生とは不思議なものです。

うまくいかないことがあり、気持ちをはるかに超えた病や障害が襲うこともあります。

薬局にいると、映画の俳優でもない、文学のキャラクターでもない、

「こころ」というものを持った市井の人々には、重すぎることが人々に訪れることをいつも目にします。

そんな歩みの中で、人々が巡り合うこと

苦しみ故に、深いところで、互いを照らす仲間にあうことがあります。

 

はーとあーとのお母さま方も仲間たちもきっとその奇跡のような出会いを

果たしてきた方々。

 

凛として知性的で、人生に対し、すっと前を向く、

このお母さま方の花のような出会いが、

産んだ色とりどりの世界は、見るものをきっと

 

歌のような、希望へと放ってくれることでしょう。

 

いつも、薬局にくる様々な患者さん、お母さん、子どもたちが、彼らの絵に、ぱあっと笑顔になられます。

病院で、病気の診断を受け、かちかちに凍り付いた人々の顔が、はーとあーと倶楽部の鮮やかな絵をみると、

氷が解けて、柔らかい新芽が芽吹く時のように、

ふわあっと花開くのです。

病気や障害の診断を受け、あれもできない、これもできないのではないか、

どんな人生を組み立てればいいか、そんな悩みでぱんぱんの

お母さまたちが、はーとあーとの絵を見てほころぶのは、

 

「可能性」と「希望」について、

「明るさ」について、

 

闇のように見える森で、ふっと開かれた野に出会うように、

全身でただ感じるからではないでしょうか。

はーとあーとの仲間たち。

いつも本当にありがとう。